魍魎の匣の箱(初回限定生産)


【ユーザーによる評価】 平均評価: 4.0/ 総数: 1件
[4点] 言いたいことは分かりますが・・・
原作ファンの人たち(僕もそうですが)が言いたいことはわかります。文句を言い始めたらキリが無いでしょう。ストーリーが違うのはよしとしても、原作の雰囲気が全然出てないとか(その点は前作の方が良かったといえるでしょう)。コミカルにするのはいいが、キャラクターの性格が違いすぎる(あんな関口巽は関口巽ではないし、京極堂なんかも妙に浮ついている)。また、木場修太郎もあんな描き方では原作ファンはたまったものではないでしょう(あれでは、単に好きな女優にいいとこを見せようとしてる馬鹿です)。
しかし、それらを差し置いて観て下さい。それなりに面白いはずです。展開は速いし、キャラクターも面白い。深刻にならずコミカルで見やすいですし、猟奇的な場面ではゾクッとする。エンタテイメントとしては逸品です。また個性的な俳優陣もそれなりに良い。原作を知らない方がみてもそこそこ楽しめる(たとえ、ストーリ−が理解できなくても)と思います。
星を1つ減点した理由。それは2つあります。1つは話の展開が速すぎて観客に考える隙も与えられずミステリーとして機能していない。それ故に、謎解き(本作でいう憑き物落とし)の場面で盛り上がりが無さ過ぎる。2つ目は黒木瞳の演技。見せ場を作ろうという魂胆が見え見えですし、彼女の演技がまるで安物のメロドラマを見ているみたいです。ということで本来なら、星は3つなんですが、そこは(あくまでも僕の意見ですが)中禅寺敦子を演じた田中麗奈さんと久保俊公を演じた宮藤官九朗(こちらは意外にも)が気に入ったので1つプラスしました。 (2008-05-05)
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